真言宗/東陽寺

声明
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声明について
声明は平安時代にインドから中国を経て日本に上陸しました。 それ以来、古人の並々ならぬ努力によって現在まで伝承されております。 声明は日本音楽の原点の一つともいえる、 人間の肉声による単純でかつ複雑な古典音楽です。
豊山声明は譜面を使って伝承されています。
声明で使われる鳴物
声明は人間の肉声によるものですが、時折、楽器を伴います。
「鐃(ニョウ)」という名前の鳴物です。 よく映画で、大きな銅鑼を「ジャーン」と鳴らしている場面があったり しますが、あの楽器を小さくしたようなものです。  さて、演奏方法はご想像のとおり、 左手に鐃を持ち、右手に打ち棒を持ち、単純に打つだけです。 ただ強く打ちすぎると、「ビシャーン」という下品な音になります。 上手に打つと、この楽器は「ボーン」という音がでます。 鐃は、次の「ハチ」という楽器と組み合わせて演奏されます。 法要の前に、僧侶が列なって道場に入堂する時や、 法要中「讃」を唱えたあとに使われます。
この字を書いて、「ハチ」と読みます。 形はシンバルに似ておりますが、演奏方法はまるっきり違います。 両方のハチを両手に持ち、 こすりあわせて「ジャラジャラジャラ」という音を出し、左の「ハチ」を右の「ハチ」で打って、「カーン」という音を出します。
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